デジタル・トランスフォーメーションとは
最近デジタル・トランスフォーメーション(DX)に思いをはせている
今年(もっと前?)のバズワードなんだろうと思う
DXという言葉は 「何ができたらDXなのか」がわからない。
なんとなく
・このごろはやりのIoT、AI、データサイエンス、RPA、なんかを使って
・これまでのビジネスを抜本的に見直すような変容
かつ
・ウォーターフォールの開発じゃなくアジャイルで小さなものから作って拡大していく
・既存の組織ではなく全社横断組織を立ち上げて取り組む
あたりがキーワードとしてくっついてくる気がする
変容として思い出すのは
NRI崎村さん(アイデンティティ分野の第一人者で尊敬するIDProです)が以前ID&ITでされていた明治政府の話がある
うろ覚えで恐縮だが
・開国し外国文化に触れた日本は、外国の憲法や技術を日本式にアレンジし社会のあり方から変えた = 変法
・同じく外国文化に触れた中国は、既存の体制を維持したまま外国の技術をそのまま取り入れた = 西用
結果日本は近代化に成功し、中国はそれが遅れた。
これがデジタルの世界でも起きていて
新しいITツールをそのまま取り入れているだけでは「西用」にしかならない
ITツールを活用して抜本的に「デジタル変容」せねばならない
たとえば紙のデータを電子化するにあたりPDFにしただけでは西用、
システムで処理できるようにテキストやJSONとかにしたらデジタル変容
これ2015年ころ伺った話だと思うけど
根本的にはその発想が今のDXなのかなぁと思う
ただ、いまどきのITツールや開発手法を活用してビジネスを発展させよう!てのは
いたって普通のことでこれまでもやってきたわけで
ビジネスフローまで変わるような変容がDXなのか・・んー?
この記事、DXがバズワード化しているとか、
DXの指標の大半は目新しいものではないという点はすごく同意なのだが
DXの例としてあがっているものが いまいち 「これがDXか・・?」と腹落ちしなかったのだが
そんなにたいそうなものや革新的なシステムである必要性はなく
既存のビジネスフローを変容させた点は確かにDXなのか・・うーむ