ケンタロウのメモ

内容薄めです。

ガバメントクラウドとはなにか

とうとうこのテーマに向き合う時が来た
これまで横目で「大変そうだなぁ〜」と思っていたけどちゃんと勉強していく
なおここで取り扱う情報はすべて無料の公表情報のみ、です

ガバメントクラウドとはなんなのか

令和3年にデジタル社会形成基本法が施行された。
これによりデジタル社会形成のための基本理念や方針が定められることとなった。(あわせてデジタル庁設置法など関連法案が整備された)

また上記を根拠に制定されたデジタル社会の実現に向けた重点計画の中で
重点的な取り組みとして
3. 国や地方公共団体を通じてデジタル変革を推進する 
> 7. 国・地方公共団体のガバメントクラウド移行
が定められている

(7)国・地方公共団体のガバメントクラウド移行
2023 年度(令和5年度)は、2022 年度(令和4年度)に引き続き、地方公共団体による先行事業等の整備を実施するともに、各府省庁や地方公共団体の情報システムについて、業務の見直し及び費用削減の努力を徹底した上でのガバメントクラウドへの移行を進めるほか、ガバメントクラウドテンプレートや各府省庁向け利用ガイド等の整備、クラウド移行支援体制の整備等を実施する。

そして、、、ガバメントクラウドの最新情報やドキュメントマスタのある場所がわからない
ここはなんか情報少ないよな、、、

利用の手続きやドキュメントを一元的なツールにした「GCAS(Government Cloud Assistant Service)」なるサービスがリリースされているのでそこにドキュメント類があると思われるが外部には公開されていない模様。


前述の法や計画によると地方公共団体だけでなく各府省庁もガバクラ活用対象だと思うのだがガバクラ単体の公表資料があまりないので、地方公共団体の標準化の文脈で公表されている資料から見てみる

www.digital.go.jp

地方公共団体情報システムのガバメントクラウドの利用について【第2.0版】

図7の説明がなく、、(文句ばっかですみません)でもイメージを掴むのにわかりやすいと思ったので引用
まずガバメントクラウド管理領域として

  • ガバナンス
  • 共通セキュリティ
  • ログ収集

がデジタル庁より提供される
その上のガバメントクラウド個別領域は、利用権限を有する者が自由に構成できる領域のよう。

もう少しレイヤーで整理したもの?が下図

先ほどの3つの機能が具体的には

  • ガードレール
  • テンプレート
  • 環境(払い出し)
  • ガバメントクラウドとしてのセキュリティ設定

に分類され、さらに運用面として

が提供されるように読み取れる。

テンプレートについては一覧があった


詳細はAWSさんで公開されていた以下コンテンツに説明があった

自治体がガバメントクラウド利用に向けておさえておきたい 10 のこと
(閲覧にあたりメールアドレス等の登録が必要です)
aws.amazon.com


なおかつそれをレポートくださっているこちらの技術記事が見やすい
dev.classmethod.jp

ガバメントクラウドの利用は必須なのか

地方公共団体については地方公共団体情報システム標準化基本方針で定められているが

  • 標準化基準(標準化法第6条第1項及び第7条第1項に規定する標準化のために必要な基準)に適合する基幹業務システム利用は、義務
  • 標準準拠システムについてガバメントクラウド(デジタル社会形成基本法(令和3年法律第 35 号)第 29 条に規定する「全ての地方公共団体が官民データ活用推進基本法第二条第四項に規定するクラウド・コンピューティング・サービス関連技術に係るサービスを利用することができるようにするための国による環境の整備」としてデジタル庁が 4.3.1 に規定するとおり整備するもの)を利用することは、努力義務

となっている。標準化は2025年度までにという期限が切られており、現在標準化対応やガバクラ活用について作業が急ピッチで進められている理解である


一方で国は、デジタル庁が定める情報システムの整備及び管理の基本的な方針と冒頭の重点計画を受ける形で各府省庁が中長期的な計画を策定している
www.digital.go.jp

基本方針では以下のように4つの重点注力分野が定められており
ガバメントクラウドは2の共通機能に含まれる

また政府情報システムの整備にあたっては、関係する分野の「標準」「共通機能」の利用を原則とする とされている

それを受け、例えば総務省の中長期計画には

(2) デジタル庁が整備する共通機能の活用の徹底
各情報システムについて、品質・コスト・スピードを兼ね備えた行政サービスに向けて、デジタル庁が検討しているアーキテクチャに基づき、整備されるガバメント・クラウド、GSS、ベースレジストリ等の共通機能の活用を徹底する。

とされている