ケンタロウのメモ

内容薄めです。

VMwareはどうなるのか

Broadcomに買収されてからサービスやライセンスに変更がある(あった)らしい
使い続けるとどう影響があるのか、整理してみます

そもそもBroadcomってどんな会社か

Broadcomってシマンテックも買収してて名前は聞くけど実態をよく知らない会社である(個人の意見です)


ファブレスというのは、工場を持たないという意味で、製品の企画・設計・マーケ・販売などの機能に特化して、生産は他社に委託する業態だそう。
Broadcomも実際の半導体の製造は台湾や中国などアジアを中心としたファウンドリに任せている。

  • 多数の企業を買収しており、それにより新市場にすばやく参入している。直近インパクトのあったものとしては、2019年のSymantec法人事業を約1.1兆円で買収(2020年にサイバーセキュリティサービス事業をアクセンチュアに売却)、2023年にVMwareを約8兆円で買収した

VMwareってどんな会社か

  • 1998年にアメリカで設立、2003年に日本法人であるVMware K.K設立。
  • 1999年、世界ではじめてx86ベースのゲストOSを別のx86ベースホストOSで動作させるソフトウェアVMware Virtual Platformをリリース。2001年にはサーバ向け仮想化ハイパーバイザであるVMware ESX Serverをリリース。以降シェアを拡大し、VMware製品群は仮装環境構築時のデファクトスタンダートとなっている

BroadcomによるVMware買収後の公式情報

とりあえず何がどう変わるのか、公式情報を拾います

2023年12月11日 VMwareニュース記事

1 . 製品ポートフォリオを大幅に簡素化する

2 . サブスクリプションライセンスに移行する

  • 本日より永久ライセンスの販売を終了
  • 有効なサポート契約による永久ライセンスは使える
  • 新しいサブスク製品と引き換えに永久製品の「下取り」を支援
2024年1月22日 VMware Cloud Foundationブログ
  • VMwareのソリューションはVCFまたはVVFの一部としてのみ提供される
  • 具体的にこのページでリストアップされている製品はスタンロアドンオファーとしては提供終了になった。VCF /VVFの一部としては利用できる可能性がある

VMware vSphere ハイパーバイザー (無償版)などはNになっているので、VCF/VVFなどにも含まれず今後利用できない


なおVMwareの上述発表を受け、競合のNutanixが以下記事を出している
2024年1月16日 VMware ユーザーに対する Broadcom の予期せぬ結果に関する 9 つの予測

  • VMwareの顧客が多数Nutanixにアドバイス求めてきたので記事にした
  • トップ9のリスクがこちら(若干意訳しています)
  1. 多くの顧客がより多くの料金を払うことになる
  2. 仮想化したからストレージ安くなる予定だったのが帳消し
  3. VMware代理店のマージンが削減されるのでサポートリソース減るかも
  4. Dellなど大手がVMware投資削減するかも
  5. EUC製品はさらにオープンになる可能性がある
  6. VMCが顧客あるいはプロバイダー管理サービスになる可能性がある
  7. DellがVxRailの焦点をScaleIOに移す可能性がある
  8. DPUの導入が遅れる可能性がある
  9. カスタマサポートが変更される可能性がある


2024年4月25日 旧VMwareエンドユーザコンピューティングビジネスであるOmnissaの紹介

  • エンドユーザコンピューティング部門(EUC)がBroadcomからKKRに今年後半に売却完了すると、Omnissaという新しいブランドになる

よくわからん、、、

こんな記事もあったのだけど、いまいちよくわからず、、、

こちらに製品体系についてまとまった記事があったので引用します。ありがたや

frontier.networld.co.jp


VMware vSphereは
①小規模向けのVMware vSphere Essentials Plus
②小〜中規模向けのVMware vSphere Standard
③中〜大規模向けのVVF

④VCF
の4つのエディションに簡素化され、全てサブスクリプション型のライセンスに統一。

使い続けたい人はどうなるのか
  • いま永続ライセンス持っている人は、サポート有効期限内はつかえる
  • 更新のタイミングで、新たなエディションとサブスク型ライセンスに切り替え
  • 要件によるが、使いたい機能がどのエディション、あるいはどのアドオンに含まれるかで現行より費用が高くなる可能性がある
  • サポートなども今後手薄になる可能性がある?

とりあえず今わかるのはこんなところでしょうか